保育内容

川野保育所の想い

乳幼児の子どもたちは、私たち大人が想像する以上に「心」も「体」の能力も急激に大きく成長していきます。特に脳(大脳)の成長はすさまじく、驚くことに3歳で60%、6歳で80%も発育いたします。この乳幼児期の発達・成長に大変重要で不可欠なものが、保護者の方々や保育士など『身近な大人とのかかわり』と『体験』です。この保護者の方々や保育者の温かい愛情あふれる深い関わりと、日々の生活や遊び、自然との触れ合い、行事等の様々な体験(発達体験)を通して健全な発達が促され、子どもたちは「人」から「人間」となる基本的な生活習慣や心身の能力、感性の基礎を培い、すこやかに成長していきます。
 
私たち保育者は、幼い子どもたちが『今を最もよく生きれる』ように様々なかたちで援助し、また保護者の方々と私たち保育者が一対の翼となって、子どもたちが健やかに育ち未来へと羽ばたいていけるよう、「共育て」していきたいと考えています。保護者の方々には、子どもさんの成長や子育ての喜びをたくさん実感していただけるよう、運動会・遊戯リズム発表会・マラソン大会・保育参観など色々な行事も行っています。

子どもたちにとって、この川野保育所が居心地のいい「昼間の家庭」であることを目指して、また川野保育所で育った子どもたちが『心豊かに』成長し、未来を『たくましく』生きていけることを願いながら、職員一体となって日々保育をさせていただいています。

保育理念

全ては 子どもたちの 今の幸せと 未来の幸せのために

社会福祉法人川野福祉会が運営する川野保育所は、児童福祉法に基づき「保育を必要とする」児童を保育することを目的とし、ここに入所する児童の現在未来の幸せを願い、その福祉を積極的に増進し、保護者や地域社会と協力して、その児童の健全な心身の発達を図り、併せて地域における子育て支援を行うことを基本理念とする。また、川野保育所の職員は、児童の人権や主体性を尊重し、豊かな愛情と情熱をもって児童と関わり、常に保育者としての自らの資質の向上に努めることを職員の理念とする。

保育方針

子どもの豊かな人間性と生活きる力の基礎を培う

  • 家庭や地域社会との連携を図り、保護者の協力の下、家庭養育の補完を行う。特に、保護者とは密に連携し、園内での子どもたちの様子を様々な手段をとおして伝達するとともに、保育者の保育ニーズや意見、要望等を常に把握するよう努め、それらを反映させて保育を行う。
  • 子どもたちが健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、自己を十分に発揮しながら活動できるようにし、健全な心身の発達を図る。特に子どもたちの安全については、最優先配慮事項とし、人的環境、物的環境、場的環境を常に整備、用意して保育を行う。
  • 養護と教育を一体として保育を行い、子どもの豊かな人間性を育成するよう保育する。
  • 子ども一人一人に対し、職員は豊かな感性とあたたかい愛情、熱い情熱を持って保育する。
  • 乳幼児は生涯にわたる人間形成の基礎を培う重要な時期を、保育所の中で過ごすことを、強く認識して保育を行う。
  • 地域との交流や地域活動にも積極的に参加し、子どもの社会性を養うよう保育する。
  • 地域における子育て支援のため、乳幼児などの保育に関する相談に応じ、助言などの社会的役割を果たす。

保育目標

こんな子どもたちの育ちを目指して

明るく元気な子ども

  • 明るく元気に活動できるよう、健康、安全など基本的な生活習慣を身に付け、心身の健康の基礎を培う。
  • 運動あそび等を通して、基礎的運動能力や体づくり、心づくりの基礎を培い、積極にあそび、運動する力を育てる。
  • 給食を通して、体や食物に関心を持ち、楽しく食べる態度や、何でも食べることができる力を育てる。

思いやりのある優しい子ども

  • 他の人を思いやるやさしい心を育てる。
  • 人との関わりの中で、人に対する愛情と信頼感、人権を大切にする心を育てる。
  • ルールや約束事を守り、自主、協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培う。

感謝のできる素直な子ども

  • 自分と関わる周りの人々や物に対し、いつも「ありがとうございます」と言える、感謝のできる心を育てる。
  • 食育をとおして、食べ物の命、食材に関わった人たち、食事を作ってくれた人たちに対し、感謝のできる心を育てる。
  • 人の話しを素直に聞ける態度を育てる。

最後までやりぬく子ども

  • 様々な行事や体験、日本太鼓の練習等をとおして、最後までやりぬく力を育てる。「自由に楽しく遊ぶ」時と「頑張る」時の、けじめや切り換えができる態度を育てる。
  • あきらめずに最後まで頑張る我慢強さや、困難に立ち向かい、強く生きる力を育てる。

命を大切にする子ども

  • 人や動植物の「命」を大切にし、大事にする心を育てる。
  • 自然や社会事象について興味や関心を育て、それらに対する豊かな心情や思考力の基礎を培う。

あいさつができる子ども

  • 「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございます」「ごめんなさい」「お願いします」「いただきます」「ごちそうさま」等のあいさつが日常的に言えるよう、あいさつの大切さと、あいさつがしっかり言える態度を育てる。
  • あいさつ、伝言、質問、応答、報告ができ、他の人と上手に関われるよう、コミュニケーション能力の基礎を培う。
  • 言葉への興味や関心を育て、人の話をよく聞き、喜んで話したり、考えたりする態度や豊かな言葉を養う。

感動できる子ども

  • 様々な体験や経験をとおして、豊かな感性と感動できる心を育て、表現力や創造性の芽生えを培う。

食育目標

子供たちのこんな食の育ちを目指して食べものに感謝の気持ちをもち、食事の準備や片づけに関わり、楽しく食べる子ども 子どもたちが生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培う。

保育所の1日

7:00 順次登園・健康視診・検温・着替え・持ち物整理・自由あそび
9:00 朝の集まり・あいさつ・3歳未満児は基本的生活習慣・自由あそび、3歳以上児は設定集団あそび
10:00 3歳未満児は午前のおやつ・歯みがき
11:30 食事の準備・昼食
12:00 片づけ・歯みがき・フッ素洗口(赤・青組)・自由あそび
12:30 午睡準備
13:00 午睡(昼寝・休憩)
15:00 おやつの準備・午後のおやつ・片づけ・歯みがき
15:30 自由あそび
16:00 帰りの集まり・あいさつ・着替え・降園準備・順次降園・自由あそび
18:00 延長保育
19:00 閉所